PNCパーク 〜まさにコラボレーション〜
シカゴから次の目的地ピッツバーグまではバスの車中泊となります。
夜7時半出発で翌朝4時10分着予定。
しかし乗り込んだバスは真っ白に塗りつぶされていて「グレハウンド」の文字、ロゴはなし。
しかも運転手は私が抱きしめたら全身の骨がモロに砕けそうなほど華奢なおばちゃん。
何だか身なりが「ストリップ・ダンサー」を引退した感じなんだけど…大丈夫かな。
そしてその運転手のすぐ後ろと斜め後ろの席に座ったのが半分酔っ払ったような話方をするジジイとババア。
両者60代前半か、夫婦ではないけれどこのバスが途中で経由するクリーブランドの出身者らしい。
この2人出発してからずっと運転手に話しかけています。
聞いているとどうやらからかってる感じです。
クリーブランドに行くにはあの道が早いだのこっちはだめだの…そんなこといいじゃん、運転手が知ってるんだから任せておけばいいのに。
運転手の気が散るから黙ってろよ…
すると2時間後の休憩の時です。
乗客から矢次に質問が飛びます。
「あとどれくらい?」「何時に着くの?」
すると運転手さん
「ごめんなさい、私もこの路線は今日が初めてなの!」
おいおい…そりゃあいじられるわけだ(−−’)
クリーブランドに到着して乗り換えピッツバーグには30分遅れの5時前に到着。
すぐに行動できるわけでもなく寝てないので黒のビニール袋に身を包みしばらく床に寝ます。
8時起床、行動開始。
荷物はコインロッカーへ。
これは正直助かりました。
なぜならこの日の夜もホテルを取らず車中泊で荷物を全部持ち歩かなければいけなかったから。
いらない荷物をロッカーに入れてPNCパークへ向かいます。
この街を見るのなら午前中だけです。
ピッツバーグは鉄鋼の街という印象でしたが大きなビル郡が建ち並び小奇麗です。
大きな川の対岸に黄色い橋が何本も掛かりパイレーツの本拠地PNCパークもすぐそこにありました。
川を渡りますが街中にある球場といっていいでしょう。
街灯には選手のテナントが吊るしてあったり昔の選手の銅像が飾ってあったりして球場を彩るためにいろんな工夫をしていました。
開場11時25分。
ライト後方の入り口から入りますがなぜかすぐに内野席に入れず。
なのになぜかレフト側からはファンが入っていたのですぐに移動します。
さてこのPNCパーク。
非常にきれいなのですがどこかの球場に似ている…
そう、サンフランシスコのAT&Tパークです。
7割ぐらい似ていてAT&Tパークではセンターにあるスクリーンがここではレフトの後方に移っていてライトスタンドの席はAT&Tよりあります。
このライトスタンド、近くで見るとちゃちく見えますが外野に席がない球場はダメだろう…という何か申し訳なさそうに造られているのが好印象です(笑)
あとは中2階席が少ないのがAT&Tパークと違うところ。
レフトの後方には円柱通路があり上から下へ、下から上へ移動することもできますし途中で止まって試合を観戦するのにもいい場所です。
しかも周辺にライトがちりばめられていてナイトゲームの時はさぞかし綺麗なんでしょう…
そして3階席。
ここは眺めが最高!
ピッツバーグ市内のビル郡と川をつなぐ橋がはっきりと見えます。
AT&Tパークの場合右中間ライトスタンドの後方は突き抜けますがPNCはこの産業都市を彷彿させる光景が球場と見事にマッチアップしています。
球場後方にある建物とマッチして綺麗だった球場はサクラメントのラリー・パーク、先日のデトロイトとありましたがこのPNCはそれより綺麗だと思います。
さて試合前は例のごとくボールかサインを貰いに行きます。
対戦相手のパドレス側で練習中に転がってきたボールをゲット!
そしてサインは抑えのヒース・ベル、それから1番バッターのベナブルとは写真を撮ってもらいました。
その後ぐるーっと球場内を散策。
それからパイレーツファンの印象なんですがまあ熱狂的という感じではありませんでした。
この日は日曜日でキッズデーだったので家族連れが多かったのです。
80年代後半はバリー・ボンズ、ボビー・ボニーヤを擁して地区優勝を3年連続したしたがA'sに負けました(全部ではないけど)
それ以来低迷が続きなかなか抜け出せないでいます。
今年はここまで好調なようですがこの日は移籍してきたデレク・リーやマッカチェンなど主力が出ていませんでした。
ん〜そろそろ落ちていきそうな予感です(^^;)