サンフランシスコから その2 〜あきらめてはいかんのです!〜

ウォーミングアップ後散らばってしまったレンジャーズの投手達たち。

ダルビッシュ投手はもちろん上原、建山投手も我々の近くから離れました。

しかしダルビッシュ投手のいる場所がセンターのフェンス近く。

私の勘であそこのフェンスならサインがもらえるのでは?とひらめきます。

(もうここで待ってる意味は無い…だったらこちらから移動して一か八かで声を掛けに行こう!)

はーぶさん、Sさんはそこに残り私とKくん、Kさんは移動。

そしてセンターの席からダルビッシュ投手に声を掛けまくります。

ダルビッシュ投手も振り向いて我々に手を挙げてくれました。

(これはいけるかも???)

としばらく彼を呼ぶもいろんなところに移動し他の選手と話しています。

するとルイスのところで話しているとルイスが我々を指差してダルビッシュ、マイク・アダムスと振り向いてくれます。

(いいぞルイス!!)
私も何度もゼスチャーでダルビッシュにここへ来るように言ってくれ!と合図します。

そして練習も終わる頃です。

ルイスが私にゼスチャーであっちに行けと指を差します。

(What???)

その方向は何と我々が最初に居たところ。

するとダルビッシュ投手がその方向へ走っていきます。

(ウッ!ソー!!><)

私がルイスに

(どうしてあっちなの!?)

と両手を広げてゼスチャーをやるとルイスは知らないけどあそこでやるぞと再度指を差します。

(くっそ!!!)

見てるとダルビッシュ投手がサインを始めています。

我々はすぐに移動し席をまたいで駆け上がって行こうとしましたが私は内心

(いや時間が掛かりすぎる…こりゃだめだな…)

とあきらめようかと思いました。

するとKくんが

「いやいけるかも!」
とギアを上げて走り出します。

その後姿を見て

(ふむ、ここで自分があきらめて彼やあそこにいる仲間がもらえたら俺は言い笑いもんだな…あきらめずに俺も行くぞ!!)

と私も猛ダッシュをかけます。

狭いコンコース、多くの人ごみの中を人にぶつかることなく時には止まってそして歩いてするすると人を交わして行きいつのまにかKくんを抜いて我々が最初いた位置の近くにたどり着きました。

(まだやっててくれ!)
そう祈りながら階段を下りていくとたくさんの人だかりが。

(まだやってる!)

すぐに位置を確認し移動しそうな方向で待ち受けます。

「ダルさあーん!!サイン下さい!!」

ダルビッシュ投手少しづつこちらに移動してきます。

(頼むから俺の前で辞めないで!)

そして…

ついにゲット!

私だけでなく後から到着したKくんと我々に置き去りにされた?Kさんも到着して無事もらえました。

(やったー!^^)

ベイエリア・レンジャーズ祭り参加チーム」の記念撮影です

みんなそれぞれ頂いたアイテムを手ににっこりです。

これも球場での醍醐味の一つ、選手と触れ合った大事な思い出です。

(しっかしこんな体験は初めてだな…あんなに遠いところから来てサインを始める選手なんて見た事無いない)

するとKくん

「(サインがもらえたのは)僕が行こうといったからですよ!僕は間に合うと思いましたよ!」

(こらっーー;、そう言うのは俺が褒めるまで待ってなきゃいけねんだよ…そうすれば君の株は1000%アップしたのに!)

小学生の生えたてのようなチン〇髭なんぞ蓄えよってからに…

(まだまだだなーー;)
まあ確かに彼がギアを入れなかったら私もあきらめてたかもしれなかった。

その点よく彼は走り出したと思います。

(「まあ」だからね。所詮5回コールド参考記録ノーヒット・ノーランぐらいの価値だと思いたまえ ー0−;)

ともあれダルビッシュ投手、サインありがとうございました ^^)

そしてルイス。

恐らく彼もサインしてやってくれと言ってくれたのではないかと思います。

実は以前ルイスと球場で話た後今は憎っき相手と化したC.J.ウィルソンのサインを私がほしそうにしているとルイスが

「そこのカープジャージのやつにサインしてやってくれ」

と言ってくれてC.J.ウィルソンにサインをしてもらったことがあります。

それもいい思い出です。

ありがとう!ルイス!^^)