オークランドコロシアム史上最長時間試合 その2〜明日なき総力戦の開始〜

2−7、A'sが5点ビハインドで迎えた8回裏、先頭打者はココ・クリスプ。

5点差かあ…とりあえず3点ぐらい返してくれればわからんがまずは先頭打者が出るか出ないかだろうな…)

心の中でそうつぶやいてるとココがライト前ヒットで出塁。
続くセス・スミスもセンター前ヒット。

よしよし♪)

3番ローリー…

レフト前ヒットでまず1点!、3−7とします。

ここでエンジェルスはピッチャー交代、2人目のロスからデラロサへ。

ノーアウト1,2塁で4番セスペデス。

フォアボールでノーアウト満塁!

おお!頼むモス!1点でも多く返すんだ!)

しかしモスはファーストゴロ、ホームで封殺だったか?1アウト満塁のまま。

続く6番ドナルドソン。
ドナルドソンはこの前の試合でも4安打を放っており打撃は上向き、ここは期待できました。

ここはまさにその通りとなりドナルドソンはセンター前ヒット!ランナーが2人還って来ました!

よしっ!ナイス!ジョシュ!^^)

これで5−7の2点差。

しかし次のノリスは三振で2アウト。

ん〜ここまできたら同点、もしくはもう1点ほしい!><)

バッターは8番レディックでしたがここでエンジェルスはピッチャーを左腕のスコット・ダウンズに交代。
左のレディックに左ピッチャーをもってきたのです。

ん〜今のレディックの調子ではこれでさらに期待薄となるか…)

するとここでA's監督のメルビンが動きます。

何とここでレディックに代えて右のヤングを起用してきたのです。

お〜賭けに出たな!)
いくら左対左でも打力とチャンスでの勢いを考えればレディック化と思いましたがよほど調子が悪いのとヤングの打力に賭けたということですか。

はたしてこの賭けの結末は…

するとヤング、2ボールを選びその後の3球目のストライクを見逃します。
そして4球目でした。
振りぬいた当りはショートとセカンドの間をゴロで抜けるセンター前ヒット!

よっしゃあ!)

メルビン采配がずばり当たりました(^0^)

これで6−7の1点差。

ここでエンジェルスのソーサ監督はまたもよ投手交代。

かあ!細けえな!−−;)
右左にこだわってる結果たかだか1回の守備で4人もの投手を使ったのです。

しかしここは代わったフリーリがロザレスを討ち取って8回裏のA'sの攻撃は終了。

しかし一気に1点差、これで同点、サヨナラの芽も出てきました。

9回表A'sはリーソップがプホルズにこの日4本目のヒット(うちすでにホームラン2本)を打たれ2アウト1,3塁、バッターはハミルトンという場面を迎えるとピッチャーをショーン・デューリトルに代えます。

頼むデューリトル!ここで1点もやるわけにもいかんのだ!)

そして迎えた緊迫な場面。

初球ボールでその後2球はファールで1ボール2ストライクと追い込みます。

そして4球目…外角のカーブを空振りの三振に仕留めます!

よっしゃあ!^0^)

この日は3番のプホルズが当っていたので4番のハミルトンの出来がポイントでした。
しかしこの場面も何とかプホルズはシングルヒットで済ませハミルトンを打ち取る事に成功しました。

これで何とか9回裏!希望が持てる!)

9回裏A'sは1番ココから。

ココは追い込まれながらもファールで粘りエンジェルス・フリーリからフォアボールを選びます。

よしっ!先頭が出た!)

しかし続くセス・スミスはライトフライ…ところがライト線深くに上がった打球を見て1塁ランナーのココがタッチアップを狙います。

うぉー!ココお!そりゃあ無謀じゃねえのかあ!)

私も彼の動きを見て実はスタートする構えで途中で引き返すものだと思ってました。
しかしココは止まらずそのままセカンドベースにヘッドスライディング!

「セーフ!!」

くう〜この人はホンと身体能力が凄いというかいつも紙一重で失敗することもあるが魅せてくれる人だな!!)

ここで2塁を取れたのは大きかったです。

しかし3番ローリーはどこかスイングが迷い気味で最後は中途半端なスイングで空振り三振。

おいおい…せっかくのチャンスが…><)

次のバッターは4番昨日土壇場9回裏に同点2ランを放ったセスペデス。

セスペデス頼む!)

セスペデスの打席の最中にココがサードに盗塁し2アウト3塁、最後の場面を迎えます。

そしてセスペデスは2ボール後のストライクを1球見逃し2ボール1ストライクとした4球目でした。

強振した当りは低空ではありますがレフトの頭上を超えていきます。

ホームランではないがフェンス直撃ぐらいはいくだろ!)

そして打球はフェンスの上部にあたって跳ね返ってきます。

よっし!同点だあ!^0^)

ココがホームインして土壇場9回裏2アウトでエンジェルスを捉えました。

さらにサヨナラのチャンスかと思ったのですが打ったセスペデスは何と自分の打球に惚れ惚れしたのか打席に突っ立ったまま。

フェンスにボールがぶつかると急に走り出したようで2ベースをシングルヒットにしてしまいます。

こういうところはもっと最後まで真剣にやってほしいよな…まだ試合は同点なんだしーー;)

どうもラテン気質な性格が災いしていて全力プレーをしないことがこの人は多いです。

しかし貴重な一撃でしたからもちろんOK!

次打者モスは空振りの三振でしたがまずは延長戦に持ち込んだのでA'sとしてはよく頑張ったと思います。

ところがここからは確実に消耗戦に突入でありどちらかに点が入らなければ永遠に試合が続いていくという明日のことも考えることができない果てしなき総力戦の幕開けとなりました…続く。