シアトル・セーフコ・フィールド 2日目

せっかくですから少し観光でも…

ということで9月27日朝9時過ぎにホテルのあるチャイナタウンからダウンタウンに向かいます。

距離はそれほどありませんがちょっと治安の悪そうな雰囲気と怪しい人達を見かけました。

ダウンタウンらへんに来ると街並みもお洒落でコーヒー・ショップをいくつも見かけます。

そして気になるパブリック・マーケットへ。

迷路のようなショッピング街と言いましょうか入ってみるとびっくり。

(何じゃここは???)

いろんなお店がひしめき合っています。

上野のアメ横のような感じでもっとおしゃれで物量があります。

新鮮な海産物や野菜もご覧の通り

3階(4階だったかな?)構造になっていて場所によってはいろんな香辛料やアロマテラピーの香りなんかもしてきます。

(こりゃいいね^^)

ショッピングするにはお薦めのポイントです。

少しでも気になるものがあれば買っておいたほうがいいかもしれない。

もう一度後で来ればいいなんていったらたどり着けないなんてことも。

(いや〜それにしてもあれもこれも手を出したいなあ^^;)

するとあるお店を発見。

「THE SOAP BOX」

SOAP?

あっ!ひょっとしてあるかも!

BACON SOAP!!!

入店するといろんな石鹸があります。

(ハハハ…ここも凄えや^^;)

そして店主のおばあさんをつかまえてベーコン・ソープが無いか聞きます。

するとその方私の問いに怪訝そうな顔をして

「ベーグル・ソープ???」

いやいやベーグルではなくてベーコン・ソープ

B・A・C・O・N

するとそのおばあさん

「Oh!あるある!1種類だけ!!」

そしてついておいでと手招きをして私をそこまで導きます。

私「Oh!That's it!!!」

ありましたありました!ベーコン・ソープ!

感動のご対面です

こんなもん買ってどうするかな!^^;)

さらにこんなのも

まだまだ

これも

もうきりがありません(^^:)

(知らねぞ〜どんな味がするのか)

これらは全部日本へのおみやげですな。

さてそんな感じでパブリック・マーケットを楽しんだ後一度ホテルに戻ります。

4時過ぎに再びセーフコ・フィールドへ。

昨日とほとんど同じパターンで行動します。

そして5時10分の内野席開放と共にA'sベンチ近くでリッチー・ハーデンをつかまえて話をします。

私「リッチー、ベイコン・ソープを使ったことある?」

するとリッチー

リ「WHAT?ないけどどうして???」

私「MATSUILANDのメンバーがベーコン・ソープはカナダで出来たものだからリッチーを応援する時はベーコン・ソープ!って叫ぶんだよ」

リ「あーそれ聞いたことがあるけど意味がわからなかったなあ。それカナダの商品じゃないよ。だれも使わないよ(笑))

私(何だよ…カナダの名産じゃないんじゃん…)

その後今日は松井選手のサインを狙うので場所を移動します。

すると私の後ろに来たマリナーズファンのおばあちゃん、ワールドシリーズのボールに松井選手のサインがほしいんだとか。

一生懸命覚えた日本語を聞かせてくれます。

「マツイサン ワールドシリーズノ ボールニ サインクダサイ」

(はいはい、いい感じですよ。是非もらえるように頑張りましょう!)

その甲斐あったのか松井選手が我々の近くからサインを始めてくれます。

すると日本人が後ろから殺到します。

もう押し合いへし合いで大混乱。

私はサインを早めに頂いたのでその場を抜け出そうとしたのですがすでに人の圧力が凄くて動けません。

松井選手はサインしてどんどん横に動いて行きますから逆方向で待っていた人達と私の後ろにいた人達が血眼になって我を忘れて私たちを押します。

私の後ろにいた50代ぐらいの男性、せっかくいい位置にいるのに私がいるから松井選手にボールとペンが届かない。

必死になって私の後ろで

「松井さん!松井さん!サイン下さい!松井さん!松井さん!」

と何度も連呼。
声がデカくなればなるほど私の首にもツバが飛んできます。

(何でもっと冷静に考えられないんだ?あんた俺がいるから届かないんだよ。俺が逃げれるスペースを作るかもしくはサインを貰う前に一言、私もサインがほしいのであなたがもらえたら位置を代わってもらえますか?)

と言えないのだろうか?

サインってのは何も一番前にいなくてももらえるわけです。

例えば私が後ろにいるときは事前に一番前の人とかに

「あなたがサインをもらったら私と位置を交換してくれない?」
とか
「あなたが貰ったあと後ろから手を伸ばす、体を寄せるかもしれないけど少し我慢できる?」

とかあらかじめ言います。

そうすればその人も理解してくれてなるべくもらえるように体を寄せてスペースを空けてくれたりします。

そしてサインをもらえたらお礼を言ってまた元の場所に戻る

(これ結構やらない日本人がいるんですよ…完全に譲ってもらったと居座るのはNGです。またもどらないと)

そういうやり方があるんです。

勢いでどんなに大声を出しても前に人が居れば選手には届かないんですよ。

この時私を含め一番前に居る人はサインをもらってその場に居る必要がなくてもすでに行き場を失なってしまいどうすることもできません。

すぐ位置を交代すれば松井選手は目の前にいますからチャンスはあるのです。

満員電車に揺られたような状態でその場は騒然となり松井選手もサインを切り上げてベンチに下がっていきます。

結局その50代ぐらいの男性はサインがもらえず。

もっと冷静になれば頭を使えばサインをもらえたのにもったいない…

かと言って私もあそこで「押すな!」「俺を出させろ!」なんて言えないですよ。

松井選手本人の前で格好悪いし回りではたくさんのアメリカ人が見ていますから。

先ほどのおばさんは私と話をしている最中スペースを空けてほしいと私にお願いしてきたので入れてあげましたよ。
なので無事松井選手のサインをもらえています。

まあこの50代ぐらいの男性が全て悪いというわけではないです。

仮に私のためにスペースを空けても他の誰かが横入りしてくるでしょうから。

けど一番前にいる人間それから女性や子供が居る場合は自分達の身を守るために押しつぶされないよう抵抗、後ろから来る人間を押し返さなければいけません。

なのに興奮しすぎて逆方向に行く松井選手を追いかけて我々を押すのは単なる危険行為。

冷静に松井選手の動きを見て回り込んだほうが実は得策だったりします。

サインを貰う時は悠長なことを言ってられないのも確かですが「急がば回れ」、もらえなかったら「縁がなかったんだな」、それぐらいの心持が必要かと思います。

さてこの日は晴れていたので屋根もオープン、開放されております。

(ん〜やはり屋外は気持ちいいしセーフコはきれいなところだな…)

球場外の景色も非常に綺麗です。

席はライトブリーチャーで松井・イチロー両選手のホームランボールでも狙ってみようかと思いましたがさすがにそうはうまくいかず。

それより試合前にリッチーと話をしていたエリアの球場スタッフのおばちゃんと仲良くなって私が今日の私の席は外野だと話すと

「後でここにおいで、空いてる席に座って良いから」

と言ってくれたのを思い出してそれならお言葉に甘えてということで内野席に移りました。

まああまり大きな声で言えませんがセーフコ・フィールド、結構チケットチェックはいい加減でした。
ホームプレート周辺やダグアウトあたりは厳しいかもしれませんが…

(しかし試合が始まってもお客さんが少ないな…)

イチロー、松井両選手の対戦で日本人ファンがたくさん来たのはいいですがそれでも半分も入っていないです。

私が日本にいてBS放送を見ていたときはセーフコー・フィールド全体で「イチロ!イチロ!イチロ!」の大合唱だったような気がしたのですが今は随分寂しい感じ。

イチロー選手の個人的な記録もそうですがやはりチームが強くないとお客さんは来てくれないんですね、オークランドも一緒です。

さて試合の終盤お腹が減ったのでピザを購入。

そしてパブリック・マーケットで買ったチーズケーキもここで食べます。

しかし…

(うわっ!甘っ!!)

思ったより甘すぎ(><)

もう少し冷やした状態で食べればよかったかな…

A'sの勝利と共においしいケーキで満足!

と今日を締めたかったのですがちょっとがっかりでした。