サングラスの下の瞳は 〜元広島カープ、マーティー・ブラウン〜
1992年に広島カープで日本デビュー。
その後3年間カープでプレーした後アメリカに帰国し95年のシーズン後に引退。
マイナーで8年間監督を経験し2006年から再びカープのユニフォームに袖を通し監督として2009年まで指揮を取り2010年の1年間は楽天でも監督を務めました。
そして現在トロント・ブルージェイズ傘下の3A、ラスベガス51というチームで監督をしております。
とにかく現役の頃から熱いプレーでファンを魅了し監督となって復帰した後もその情熱は衰えず審判の判定に不服とあればすぐにベンチを飛び出し暴言や時にはベースを砂で隠したりベースを引っこ抜いて投げつけるなど退場になること限りなし。
そんな彼の采配や選手起用にカープファンの間では賛否両論がありました。
私は正直あまり好ましくないと思っていた方でしたがその後のカープの成績を見て、またマーティーの時は故障者が少なかったことを考えればあながち彼の采配は間違っていなかったのかなあとも思います。
さてそんな思いを馳せながらリバーキャッツ(オークランドA's3A)のラリーFieldへ向かいました。
あのマニー・ラミレス以来の観戦もあって私もA'sを行ったり来たりしている選手を応援&サインをお願いしようとリバーキャッツサイドで選手を待っていました。
と、その時長らく相手のベンチに座っていた方がマーティー・ブラウンだったと気づいたのは試合開始直前になってからでした。
(かあ!やっちまった!あれはマーティーだったか!もう少し注意をして観察すべきだった!><)
と言っても試合開始となっては仕方ありません。
後は試合終了後に声を掛けて幸運を祈るのみ。
試合が始まると何とマーティーは3塁コーチャーに就きます。
(ありゃま!目の前に居るぞ!)
しかしこの時は何もアピールはせず。
試合終了後にサプライズ的な意味を込めて声を掛けようと思っていました。
ところが思いも寄らない試合展開となります。
何と指揮を執っていたラスベガス51が緩慢なプレーを連発し2回に一挙8点を献上していきなり試合の緊張感と勝敗の行方を吹き飛ばしてしまったのです。
(あいや〜だめだよそりゃあラスベガスさん達よ!><)
3塁コーチングBOXにいたマーティーの背中も明らかに不機嫌なオーラが出ていました。
(こりゃあ試合終了後といってもうかうかしてられないぞ…)
せっかくマーティーに会いに来たのにこれじゃあそそくさと帰ってしまいそうな雰囲気でこちらもあせりました。
そこで試合終了を待たずにラスベガスのダグアウト上に移動しました。
そして7回表のラスベガスの攻撃が終わった後です。
マーティーがダグアウトに下がっている時にカープの旗を見せて声を掛けました。
するとそれに気づいたマーティーは手を振ってくれて少し微笑んでくれました。
そして試合終了後にダグアウトの脇で会えないかお願いすると頷いてくれました。
(うむ、何とかなりそう^^;)
そしてその後両チーム点を取り合うも最終スコア12−5でリバーキャッツが勝ちました。
試合後本当は入れないエリアにスタッフの方に事情を説明してマーティーが来るのを確認してから入れてもらいサインと写真を一緒に撮ってもらいました。
しかし不甲斐ない負けをしたせいか少し言葉を交わすもどこか不機嫌でせっかくの写真も笑顔とはいきませんでした。
(まあ仕方ねえか…日が悪かったな)
ひどい試合内容で負けたのもありますが実は私が席を移動した時と同じくして酔っ払ったリバーキャッツのファンがダグアウトの隣で野次を飛ばしていたのです。
私は彼のすぐ後ろに座ったのですがそのうち野次がエスカレートし最終回のラスベガスの攻撃に備えていた選手や監督のマーティーに執拗に野次を飛ばし選手とは言い合いになっていました。
すぐにスタッフが仲裁に入りまた周辺のリバーキャッツファンがみっともないからやめろという声でそのファンは去って行きましたが何か険悪なムードだけが残ったのは確かでした。
(オークランドだけではなく傘下のサクラメントもアホがいるなーー;)
しかしそんな試合後でもマーティは来てくれたのでほんと感謝です。
(マーティーありがと!^^)
ほんとはもう少し話をしてみたかった…カープでの思い出や彼の奥さんが日本人なのでその辺りも、あとジョークも含めて酷い試合だったけど落ち着いてこの試合は忘れて、間違ってもベースを引っこ抜い投げたりしないでね!…と^^;)
余計すぎるか!?
けど元カープ戦士が戦っている姿が見れてうれしかったです^^)
(マーティ!、また会える日を楽しみしてます。その時はスマイルでお願いしますね^^)