来た!来た!キター!!!  \^0^/

レンジャーズとの今シリーズ第4戦です。

今日は平日の月曜日のデーゲームなので人もそんなに入ってはいませんでした。

私はいつもの外野席ではなくA'sベンチ近くの席を譲ってもらったのでMATSUI LANDの仕事はお休み。
仲間にもそう伝えてあったけど…正直人が足らないくらい外野席には人がいませんでした。
何だか申し訳ない気持ちもありました。

さて試合はA'sが先制するもレンジャーズも追いつきその後はレンジャーズが逆転しA'sが追い上げる展開。
打線が強力なレンジャーズは昨日ほどの爆発は見れずどこか調子が出てませんが確実に得点をし試合を有利に進めます。

松井選手の状態がよくありません。

A'sに彼が来て初めて間近で彼を見ましたがやはりスイングがぎこちないしいい球を見逃し最後は打たされてる感じ。

「何とかならんもんか…」

そのうちファンからもブーイングが出るのではとそんな雰囲気を感じます。

8回にジョシュ・ウィリンガムのホームランで追いついたA's。

勢いのまま松井選手も…しかし凡退。

周りからはため息が聞こえます。

9回裏A'sがサヨナラ勝ちのチャンスを迎えるも逃し延長戦へ突入。

10回表ランナーが出て今度はレンジャーズの逆転のチャンス。

私はここは逃れられると信じていたので次のこと、つまりこの裏のA'sの攻撃を考えていました。

フォアボールでランナー1,2塁になって一度投手コーチがマウンドへ向かいます。

この間に私はいつも観戦している外野席に移ろうと思いました。

次は松井選手から始まるのにMATSUI LANDのパネルを掲げる人数が明らかに足りないのがここから見てわかるのです。

MATSUI LANDはいつも同じメンバーが必ず来るわけではないので人が足りないときは他のファンの手伝いを必要としています。

しかしこのときはそれを助けられるファンもいない様子。

ホンとはチケットが無いと入れない場所ですが延長戦に突入するとセキュリティーもうるさくはいいません。

私は松井選手のホームランを信じて急いでライトスタンドへ移動します。

その間にもまたフォアボールでついに満塁となります。

外野席に着くといつものメンバーに

「ヘルプに来た!マツイのホームランを信じてね!」

というと

「いいねえ!クールだ!」

と言ってお互い握手をします。

ツーアウト満塁で代打はトレアルバ、手に汗を握る場面です。

「踏ん張れバルフォア!頼む!」

誰もがそう祈りながら固唾を呑んで見守ります。

そして…トレアルバがファールで粘ったカウント2−2からの7球目の外角のカーブにバットは空を切ります。

「よっし!」

全員で立ち上がりMATSI LANDの準備を始めます。

私が加わってもなお1人足りず9人でボードを掲げます。

松井選手が打席に向かい球場の2箇所にある電光掲示板には我々のMATSUILANDのパネルが映し出されます。

いつもは前から2,3列目に掲げるパネルを最前列で全員で掲げ松井選手のホームランを呼び込もうということになりました。

「さあ頼むぞマツイ…」

みんなが祈りながら席に着いたその1球目でした。

豪快に振りぬいた打球はこちらへ飛んでくるのがわかります!

「よっしゃー!」

みんな立ち上がり歓喜に沸きます。

とホームランになるのはわかってましたがボールは?

私のいる位置よりさらに左しかも遠く飛んでいきます。

「ファンの数も少ないしこれはひょっとして!?」

すぐにイスをいくつもまたぎボールを捕りにいきましたが残念ながらその近くで観戦していた人に捕られてしまいました。

バウンドが変わってもう少しこちらに転がってくれれば間違いなく私が捕れてたのですが…ん〜残念!

けどほんとに松井選手がサヨナラホームランを打ってくれて嬉しかった。

球場は大歓声で私が振り向いてみんなとハイタッチが終わった頃すでに選手達はベンチ裏に消えていく途中でした。

松井選手だけインタビューを受けていて私もすぐに自分の席に戻ったのですが凄い人だかりでした。

インタビューが終わるとファンとタッチしながら通路に帰っていきました。

ホームランボール捕りたかったな…けど良かった。

心の中で「見たか!A'sファン!これが松井秀喜だ!」

と今まで何とか言いたかったこの言葉を何度も叫んでいました。

年齢による衰えや怪我、ボールが飛ばない、ボールが動くから捕らえるのが難しいなどいろんな困難があるのでしょうがやはり松井選手は今でも「日本の4番」だと思っています。

まだ1本ですがこれからどんどん打ってほしい。

今日でA'sの何かが変わりそうなそんな1発でした。

けどレンジャーズ相手にこの勝利は大きいな (^0^)