2日目 トラブル連発
いよいよメジャーリグ最古の球場フェンウェイ・パークに向かいます。
いろんな人からメジャーリーグでの試合を観るならフェンウェイがいいと言われていたので、しかもA'sの試合があります。
しかしそれは波乱な旅の幕開けでした。
ボストン出発日の前日インターネットでボストン行きの格安バスチケットを購入しました。
往復$24
朝9時出発の便で遅くとも14時にボストンへ着く予定、19時10分に始まる試合には十分に間に合うはずでした。
ところがバスが来ません。
9時10分、20分、40分…50分に現れますが出発したのは10時10分。
まあ想定内の遅れですが試合には間に合うでしょう。
ボストンのバスステーションに14時半に着きます。
そこから地下鉄を乗り継いでケンモア駅で降りてホテルへ。
しかし駅から球場が近いとはいえ初めての土地ですからホテルの場所がわからない。
しばらく彷徨った挙句通りすがりのボストンファン親子に声を掛けます。
まずはゲート・オープンの時間でも聞いてその後ホテルの場所を聞くつもりでした。
ところがその親父さんが「今日はスケジュールが13時開始に変更してもう試合も終わりに近いよ」と言います。
最初この親父は何を言ってんだ?今日は19時10分開始だからいくら早くてもゲート・オープンは16時だろ?
もう一度聞きなおします。
するとはっきりと「試合はもう終わりだよ」と言われました。
「ガアアーン!!ウソだろ!!!なんじゃそりゃあ!!!!!!!」
俺が高額で買ったチケットはどうなるんだ…
その親父に私の状況を説明するとチケットオフィスに相談した方が良いと言います。
すぐにホテルにチェックインしてフェンウェイ・パークのチケット・オフィスに向かおうと思いました。
ホテルにチェックインすると私のベッドが前の人間が使った汚いままです。
怒りにさらに怒りの輪を掛けられそれでもその怒りを抑えながら上がってきた6階をまた降りてフロントにクレームをつけます。
もうトラブル続出で爆発寸前。
気を取り直して急いでフェンウェイへ。
徒歩7分。
人がだいぶ球場の外に流れて私はその流れに逆らって行きます。
球場入口で係員の親父を捕まえて事情を話すと私の持ってるのはチケットじゃないから入れないと言います。
そう、私の持っているのは「WILL CALL」でチケットをもらうう引き換えの紙です。
「そんなのわかってる!だから19時10分の開始のゲームに15時半に来て引き替えてもらおうとしてるんじゃねか!」
と言うとそのおやじも「あーそうか」
と言ってもうチケットオフィスは閉まったからそれに準ずる場所へ連れていくといます。
その時私と同じ境遇の人間が何人かいましたがみんなその係員から別の日のチケットを渡され帰って行きました。
私はツーリストだし明日のチケットもある。
代替日のチケットをもらっても見れないからもらっても意味が無いと訴えます。
その係員は面倒くさくなったのか私にチケットオフィスの番号を教えるから明日電話しろと言います。
私に書いてくれた番号は「617−266−6066」
しかしどう聞いても「617−206−6000」としか聞こえません。
このヤロー(−−;)
いい加減に書きやがって…
要するに「6」と「0」を適当に書いたのです。
どうも納得がいかないので違うスタッフを捕まえます。
そのスタッフは私の相談に親身に対応してくれて明日チケットオフィスに行けば払い戻しか何かに応じてくれるはずだと言ってくれました。
私は彼に私がウソではなく今ここに居ることを証明する文言とサインを書いてもらいました。
これで明日何とか交渉できそうです。