チェイス・フィールド その2 〜活きた声援〜

(そりゃねえんじゃねえの?)

Dバックスが年間チケットホルダーを大事に優先的に待遇したいのは理解できます、他の球団もそうでしょうから。

だけど年間チケットホルダーはすでにそれなりのアドバンテージを受けてるはずです。

例えば年間チケット以外のチケットを貰ったりファンフェスタへの招待、ギブ・ウェイ(景品)その他もろもろ…

毎試合を対象にしてやるやり方なんてローカル(その地域だけの人)の中でやってくださいよ、そんなもん。

毎試合来れるはずの人たちの中で区別するならわかるけど遠い地域、例えばアメリカ国内の中でもDバックスの球場に来て見たい人がいるだろうし日本やその他の国から来たいメジャーリーグファンもいると思います。

そういう人達ってのは年間シートなんか買えないわけですよ。

今回で言うと4時半から入ってれば間近で見れたりサインを貰えたであろうDバックスの選手に触れることなくチケットホルダーでない人達はがっかりして帰っていくわけです。

それでも年間チケットホルダーが大事ですか?増やしたいですか?

随分冷たい経営方針じゃないですかDバックスさん。

以前あなた達は日本人選手獲得に動きましたね。

私が知る限りだと黒田、岩隈両投手。

仮に日本人選手が所属して日本や他の州に住んでいる日本人がDバックスの試合を楽しみにして来ても

「あなた達は年間チケットホルダーではないから4時半からは入れません。一般の人と同じ5時から入ってください。もし4時半に入って日本人選手とコミュニケーションを取ったりサインを貰いたいなら年間チケットを買ってください」

平気でそう言えるんでしょうね。

我々はそんな何試合も簡単にアリゾナまで見にこれないですよ。

その日だけとか観光できてる間だけとかそんなもんですよ。

少しはそういった人達にも配慮しようとは思わないんですかね。

選手だけ日本人をとってもファンを大事にしなければ悪いイメージだけが日本に広まるだけじゃないんですか?

せめて海外から来ているという身分証明書を提示すれば年間チケットホルダーと同じ時間に入場できる、いい思い出を作って持ち帰って下さいといった粋なサービスはできないんですかね…それなりのお金と時間を費やしてきたお客さんなんですから。

というわけでこれに関して今回私は非常にがっかりしました。

さて今日のビジター・チームはロッキーズ

ベンチ近くでこないだまでA'sにいたマーク・エリス、クーズマノフに声を掛けようと思いましたがボールを捕るためにライトスタンドへ行きます。

思ったよりボールは飛んでこずロッキーズ投手陣もボールをくれません。

練習の最後のほうで私の目の前に打球が飛んできたのですが隣にいた身長185センチくらいのオヤジに先に手を出されはじいたもののそのオヤジの方にいってしまい捕れず。

こういう争いでは身長のない私は不利ですな。

まさか隣に来る人間を押し返したり手を掴んだりは出来ませんから。

このチェイス・フィールド、2日前に行ったヒューストンのミニッツ・メイド・パークと同じような感じですがまず決定的に違うのは球場自体がすっぽり箱の中に納まってることです。

なのでその分建物内の空間が大きく感じます。

レフトスタンドもきちんとあり左右はほぼ対称に造られています。

名物は右中間スタンドに設置されているプール(ジャグジーだな)でここでつかりながら試合を観戦できます。

バーベキュー・テラスのジャグジー版ですね。

内野席も上の方まで上るのは結構きつそうです。

そして今年はワールドチャンピオンに輝いてから10周年ということでこんな催しも行われています。

歴代Dバックス選手によるぬいぐるみレース。

レフト外野席まで来ず写真を逃したのでテレビの画面を撮ってみました。

4人いておそらくランディー・ジョンソン、マーク・グレイス、ルイス・ゴンザレス、そしてマット・ウイリアムスかな?

さてDバックスは今年当初の予想を覆して快進撃を続けておりただ今ナ・リーグ西地区の首位。

去年のワールドチャンピオン、ジャイアンツを抑えています。

もちろんシーズンはこの後まだ1ヶ月ありますからどうなるかはわかりません。

けどこのDバックスの健闘にファンも熱くなっています。

この試合観客は5〜6割程度でしたがその声援は活き活きして球場内にこだましていました。

この日はDバックスが勝利を収めました。

そして勝利の雄たけび

この時期自分達のチームがプレーオフに行ける可能性があるとここまで熱狂できるんですね。

うらやましい…