2011 ワールドシリーズ第6戦をレンジャーズ側として振り返る
昨日の第6戦。
レンジャーズは初優勝まで後1ストライクまでいきながら逃しました。
なぜか?
粘ったカージナルス、これは褒めるしかありません。
最後まであきらめない執念を感じました。
ではレンジャーズはどうだったか…
気になったプレーを挙げてみます。
〜1回表〜
ハミルトンタイムリーの後ノーアウト1,3塁でヤング、ベルトレー、クルーズで1点も取れず。
→やはりここはもっとたたみかけてほしかった。
〜2回表〜
ナポリ、ジェントリーが連続ヒット。
ノーアウト1,2塁でルイスのバント失敗。
→確かにこの状況ではバントだがカージナルスは明らかにバントと決め付けてサードとファーストがバッターの目の前に突っ込んできた。
これではいくらバントの名手でも無理。
あまりにも無策すぎる。
ヒッティングさせたほうがおもしろかった。
その後キンズラーのタイムリーでさらにランナー2塁だったがアンドラス凡退。
〜4回表〜
1アウト1,2塁のチャンスもキンズラーが2ストライク目のど真ん中を見逃し。
結局三振に終わる。
その後アンドラスも凡退。
〜4回裏〜
レンジャーズ内野陣のまずい連携プレー(ヤング飛び出しルイスがファーストのカバーに入るもベースを踏めず)
その後同点に追いつかれる。
→どうしてこのプレーをどのチームも直さないのか不思議でならない。
〜5回表〜
相手のエラーからハミルトン出塁。
その後ヤング2ベースもベルトレー、クルーズが続かず。
ナポリ敬遠で満塁も代打マーフィー、9番ルイスは凡退。
→やはりベルトレー、クルーズ、マーフィーがとどめをさせなかった…
〜6回裏〜
ヤングのお手玉でピンチ拡大。
ルイス降板でオガンドーが乱調、押し出しで降板。
→今のオガンドーならルイスでいってほしかった。
ルイスはこの地点で96球だったかな?もう一人いけただろ…
〜7回表〜
ベルトレー、クルーズの連続ホームラン。
その後キンズラーのタイムリーで5−2でレンジャーズがリード。
しかし続くアンドラスが何球目かのど真ん中を見逃し結局三振。
→三振するのは仕方ないけどど真ん中見逃しってのはどうもね…
チャンスなんだしいつも積極的にいくじゃない、どうしてこういう大事な場面で躊躇するわけ?
〜8回裏〜
失点には繋がらなかったがアンドラスの緩慢プレー(2塁フォースアウトでいいのにためらって1塁に投げてしまいサーフ)でピンチを招く。
→バッターは左の若手、捕球したのは若干ショート深めの位置、キンズラーも2塁に入ってきた、いろいろ考慮できればセカンドでフォースアウトで終わりだった。
〜9回表〜
クルーズの気の無いスイングで三振。
→膝の状態が悪いのは仕方ないけどまだ試合は終わっていないわけだしこんな姿をさらしてはいけない。
だったら9回裏の守備をエンディー・チャべスに交代させればいい。
ピッチャーはこの試合を勝つために全総力を挙げて代えてるのになぜ野手はそうしない?
〜9回裏〜
2アウト2−2からフェリースのライトオーバーへのあたり。
→確かにいい当たりではあったがあと1歩で捕れた。
リプレーを見るとクルーズがずっとボールを見て下がっていった。
あれはある程度ボールの位置を最初に確認できたらフェンスまで一度向かわないとだめ。
それからぎりぎりフェンス近くでもう一度ボールを見ないとボールをずっと見て追いかけていたら捕球地点までの到達が遅れる。
チャべスなら捕れてたように思う…
〜10回裏〜
フェリースに代えてオリバー。
→制球は良くなかったしすでに22球は投げてたけど交代が早すぎた。
しかもオリバーも前回良くなかったしこの後左打者に連続して打たれた…
以上が私の目から気になった場面。
そして7回裏にプホールズを抑えたところでレンジャーズに気の緩みを感じました。
確かに私も10回のハミルトンのホームランが出た時はいけると思いました。
しかしその裏オリバーが出てきたことで怪しいと感じました。
いくら彼らがプロと言っても上に私が指摘したことを全て完璧にこなすなんて無理でしょう。
だけどあまりにも「目に余る」プレーが多すぎた。
そして気の緩みはブラウン管(ちょっと古い表現か^^;)を通して伝わってきました。
監督のワシントンも試合後の談話で「早く試合が終わってほしいと願っていた」
と認めているしハミルトンも「10回にホームランが出た時はついにこの時が来たと思った」と言ってます。
監督と主砲が試合終了待たずにこれですもん。
アンドラスとクルーズは明らかに集中力がなかった=もう優勝した態度だったしレンジャーズ全体がそんな雰囲気でした。
私の考察を見て結果論だと言われたくないのでライブでブログを更新していきました。
しかし読み返して頂ければ大体はその時の様子がわかってもらえたと思います。
私の気持ち、希望としてはレンジャーズが気を引き締めて優勝を決めてもらいたい。
しかしこの試合の後で勢いがついた、本拠地でエースのカーペンターが登板ということを考えるとカージナルスが有利になった気がします。
今日の試合どれだけ勝ちたいのかが最後ものを言うと思います。
気の緩みが出たほうが負け!
いよいよクライマックスです…
しかし蛇足ですが上原、建山投手を外した結果がこれですか…
何か投手陣総崩れというかプレーオフに入って投手のメンバー入れ替えも試合中の交代もドタバタ過ぎませんか?
監督、コーチ陣が投手達を信頼してるように見えないんだけど…