ブチ壊し屋のブロクストン
ロイヤルズとの第3戦目。
試合前にライトBleachersの我々にフランコーアから届け物がありました。
何とピザ20人前とサインとメッセージの入ったバットです。
(ハハハ、やるね〜 ^^;)
こういった触れ合いもメジャーリーグならではです。
もちろんこんな交流は初めての経験ですがエンターテイメントという部分では最高の出来事だったのではいでしょうか。
さてこのロイヤルズというチームですが低迷が続いておりますが最近は若い選手が出てきて一気に強豪チームに変貌するのではと注目を集めているチームの一つです。
私もそれに異論はありませんがもう少し時間が掛かるんじゃないかなと思っています。
というのは若手のホープといっても所詮は期待であってメジャーでの実績が無いのです。
そのホープ達がブレイクしてメジャーで活躍してそこにベテランが加わることでチームの完成度がアップするのではないでしょうか。
今年ロイヤルズの投手陣にジョナサン・サンチェスという実績のあるピッチャーが加わりました。
私はロイヤルズ躍進の鍵は彼が握っていると先日の順位予想で書きました。
2010年にサンフランシスコ・ジャイアンツの主力として優勝を経験しまたその年の前年だったかノーヒット・ノーランも達成しています。
ロイヤルズはいいトレードをしたと思います。
が、一方で心配な選手を獲得しました。
それはドジャーズでクローザーだったジョナサン・ブロクストン。
とにかく図体がでかくて球は速いのですが気分屋でふてぶてしさはメジャー級です。
ドジャースがなぜ彼をいつまでもクローザーにしてたのかわかりません。
ドジャーズリードの試合を何度もぶち壊しあれだけの戦力を擁しながら勝てなかった原因の半分はこのブロクストンにあったと私は今でも思っています。
ロイヤルズにはホアキム・ソリアという安定したクローザーがいますが彼が肩か何かを故障して今シーズンは投げれないようです。
そこでブロクストンを獲得したようですがこれは疑問でした。
さて今日の試合前日の疲れをものともせずに延長戦に入ります。
12回表ロイヤルズは4番バトラーのヒットで勝ち越し4−3とします。
それまで何とか中継ぎ陣が踏ん張っていたロイヤルズ。
その我慢が実りついに逆転。
チームのムードは最高潮です。
しかし私はロイヤルズのブルペンを観察しながらなぜか負ける気がしませんでした。
理由はブロクストンが投げていたからです。
(絶対に何か起きる…最後までA'sは諦めるなよ…)
この日A'sも酷い打撃で褒められたもんじゃありません。
しかしそれ以上にブロクストンがやってくれそうな気配だったのです。
そして12回裏、ロイヤルズはブロクストンをマウンドに送ります。
先頭のバートン。
3ボール2ストライクから外角のストレートを見逃しの三振。
(ったく進歩のないやつーー;。見逃す技術よりきわどい球をファールする技術を鍛えろよ!今年もこれかよ!!!手を出せよ!!!!!何べん言わせるんだ!!!!本当に腹立たしい!
頼むから日本で分析されてる方はバートンがこの日2ヒットしたよりこの場面で見逃し三振したことに注目してから分析して下さいね。
ここで出塁するかしないのかそれがどのような形で出塁できたのかあるいは出塁できなかったのかが私は物凄ーく重要だと思うのです。
次打者は代打のセス・スミス。
平凡なショートゴロでしたがショートがハンブルで出塁、1アウト1塁。
するとブロクストンは動揺したのか続くウィークスとソガードを歩かせ1アウト満塁としてしまいます。
(ウィークスはともかくソガードなんて3Aもしくは2Aレベルの選手だぞ!何をびくびくしてストライクを投げれないんだ???)
そして3番ココのセカンドゴロで同点。
(よしよし♪^^)
それでも2アウト2,3塁。
次のセスペデスは敬遠のフォアボールで満塁策としてもいいでしょう。
ブロクストンはコントロールが気になりますが私がロイヤルズのキャッチャー、または監督でも敬遠を指示します。
ところがブロクストンは勝負します。
(ほう…打取る自信があるのかそれとも満塁にしてもフォアボールで押し出しが気になるからかそれとも…単なる馬鹿なのか)
すると初球何とデッドボール。
(この野郎…やりやがったな −−;)
私が打者でも怒るやられ方です。
セスペデスも怒りを抑えながら1塁に歩いて行きます。
そしてこの日一度は逆転の2ランホームランを打ったゴームスに打順が回ります。
2アウト満塁で4−4の同点…次に何が起こるか…球場内は妙な緊張感に包まれます。
そして注目の第1球目…
何と初球がデッドボール!!!
押し出しで5−4、A'sのサヨナラ勝ちです。
(2者連続初球デッドボールで押し出し&サヨナラって…)
歓声と同時に開いた口が塞がりません(爆))))
(何じゃこりゃ????)
ブロクストン、あんたは〇鹿ですか?!?☆
A'sは拾い物の勝利。
逆にロイヤルズは痛すぎる敗戦。
改めて言うのも何ですがブロクストン…
あんたは最悪(最高)の超ぶち壊し屋だ!
ここまでやってくれるとは…
試合後ロイヤルズベンチにフランコーアへお礼を言いに行こうとみんなで駆けつけました。
そしてみんなのメッセージを書き込んだT-シャツをフランコーアに渡すつもりでした。
しかしロイヤルズベンチはとてもそんな雰囲気ではありません。
勝ちが確実だったのにあっという間のサヨナラ負け。
誰かが言ってましたがロイヤルズのプレーヤーがブチキレて大声で怒鳴っていたそうです。
恐らくそれはフランコーアかブロクストンのようでした。
結局我々のメッセージT-シャツをフランコーアにあげられずロイヤルズナインはベンチを後にしました。
それはそれで残念でしたが私個人としては…笑いが止まりませんでした。
なぜってさすがブロクストンだからです。
彼のせいで黒田投手以下大事なドジャースの勝利をことごとくブッ潰すしてきました。
それがロイヤルズに移籍後見違えるように良くなったではドジャーズファンを始めやりきれません。
やはりブロクストンは相変わらずブロクストンでした!
ロイヤルズも痛い1敗です。
今後ブロクストンをクローザーで起用する限りロイヤルズの優勝はないでしょう、断言致します。
メジャーで頑張っている選手を他球団とはいえ批判するのはよくありませんがブロクストンよ…あなたは酷すぎる(−−;)