最高の夜に! その2 〜希望の橋〜

さて試合ですがブルージェイズが3回に2点を先制したもののA'sも5回にレディックの2ランホームランで同点とします。

(レディクはいいなあ…)

今日はセスペデスが出場してませんがレディック、ゴームスと3,4番に何となく期待が持てる雰囲気でした。

しかし9回抑えのバルフォアが打たれブルージェイズに1点を勝ち越されます。

(ん〜バルフォア最近調子が悪いな ><)

しかしセスペデスがまだ代打で控えている分なぜか負ける気がしないというか希望が持てました。

9回裏先頭打者のテイラー。

ココの怪我で今日はスタメン出場です。

それに応えるかのように振り遅れ?ながらもライト線へ2塁打。

(よし!)

続くウィークスがきれいに送りバントを決めて1アウト3塁。

そして2番ぺニントンが2ボール1ストライクからの4球目を打ち1,2塁間を抜けるライト前ヒットで3−3の同点とします!

(お〜どうしちゃったのA's???笑)

ここ数年でも数試合しか見た事のないような粘りを見せます。

さらにぺニントンが盗塁成功で1アウト2塁。

レディックは敬遠のフォアボールで1アウト1,2塁。

続くゴームスの時ブルージェイズが痛恨のバッテリーミスで暴投となりランナーがそれぞれ2,3塁に進塁。

ゴームス敬遠でブルージェイズは満塁策に出ます。

ここで1点取られたらサヨナラ負けのブルージェイズは勝負に出ました。

そして何とライトのバティースタが一、二塁間に移動し内野が5人体制、外野はレフトとライトのみという陣形を取ります。

最近こういう場面で流行っている作戦です。

(いいぜ、何をしてこようがここは代打セスペデスでサヨナラ勝ちだぜ!)

しかし私や球場全体の期待通りではなくスタメンのバッターがそのまま打席に入ります。

(何だと??)

バッターはブランドン・インジ。

彼は先日デトロイト・タイガースを解雇されA'sに拾われた選手です。

タイガース一筋で長年頑張ってきたフランチャイズ選手ですがクビとなってしまったインジ。

いい選手です。

(見返したれ!!)

長打はいりません。

コンパクトに鋭い当りを飛ばすならセスペデスよりインジの方がいいというメルビン監督の判断でしょう。

球場は緊張に包まれます。

ライトブリーチャーはLet's Go Oakland!!の大合唱。

そして1ボールからの2球目…

鋭い当りはレフトへ!

もうこの地点で抜けてサヨナラ勝ちだとわかったのですが何とそのままレフトスタンドへ入ります!

(お〜っ!これは凄い!!!)

サヨナラ満塁ホームラン\(^0^)/

インジ意地の一発です。

タイガースの人気者だったインジ。

怪我や不振、そして若手の台頭もあって出場機会が減りついにはクビとなってしまいました。

しかしまだ34歳。

メジャーでやっていく力は残っています。

クビになった悔しさをバネにしてついにはサヨナラ満塁ホームランです。

A'sは財政困難からこういった他のチームをクビになった選手を格安で雇うしかありません。

しかし彼らはまだ出来るのです。

松井選手もそうでしたがまだまだメジャーで活躍できる選手が未契約のままたくさんいます。

そういった選手がどこかのチームと契約して意地を見せればどのチームにも勝てるチャンスがあるのではないでしょうか。

A'sは最高の状態とは言いません。

しかしこういった選手が活躍してくれれば希望が生まれます。

あと1人か2人…

1人は決まってます。

そう…

マニー・ラミレス!!

早ければ5月30日あたりにメジャーに上がってくるのではという話です。

はたしてA'sに奇跡が起きるのか…

そんな希望が生まれそうな夜でした。