マリナーズ3戦目 その2〜シーガルズの襲来と8度目の歓喜!〜
この試合は昔のロックスターや女優、大統領のかぶりものを着たキャラクターが登場して試合前やイニング間の合間をぬってファンを盛り上げていました。
(しかしわかったのはプレスリー、マリリン・モンロー、ケネディー大統領ぐらいかな^^;)
さて試合は両者決め手を欠き第1戦目に続いて延長戦へと突入します。
10回裏A'sは先頭のぺニントンがヒットで出塁してサヨナラのチャンスを迎えます。
ところが続くココが初球バントを失敗し2球目は慎重にやりすぎたせいかピッチャーの真ん前に転がし2塁フォースアウト。
さらにココはその失敗を取り戻そうとしたのか盗塁を狙っていたらしく牽制でおびき出されてタッチアウトとなります。
(あ〜あ…ノーアウト1塁サヨナラの希望があっという間に2アウトランナー無しかよ…)
しかし負ける気はしませんでした。
というのはマリナーズが何か見ていると「ヘロヘロ」なのです。
疲れているのかわかりませんがどうも打球が外野の上を越してゆく気配がないというかもちろん越していかなくても点数は取れるのですがどこか弱々しい印象でした。
そして延長13回に突入。
2アウトとなりこの回も大丈夫だと思っていた時でした。
4番ソーンダースが打ち上げたセカンド後方のフライ。
普段なら問題のない打球でした。
ところが信じがたいことにシーガルズ、カモメの大群と太陽の光が目に入ったのか打球を追ったウィークス、モスがその行方を見失い慌てて突っ込んできたココも間に合わずツーベースヒットとしてしまい一気に勝ち越しへのピンチを迎えます。
(何じゃ今のは???)
このシーガルズはオークランドそしてサンフランシスコの名物でもあるのですがなぜか不思議と試合が終わる寸前に数を増してくるのです。
しかも信じられないほど正確な時間に。
(君たちはスケジュール表でも持ってるのかい? −−;)
この試合も9回辺りから増えてきて凄いことになっていました。
画像だけではわかりにくいかもしれませんが大量のシーガルズが上空というか球場内を飛び回っているのです。
彼らが旋回してくるたびに「爆弾」を落として行きます。
私の目の前に何度もそしてイチロー選手のまわりにも落としてました。
(こりゃかなわん!とっとと試合を終わらしてくれ!ーー;)
そして13回裏。
A'sはウィークスが出て3番のレディック。
延長に入ると審判も選手も疲れてきてもう試合を終わらせたいからなのか誤審やら初球打ちが増えたりします。
果たして…
そう思ってた瞬間でした。
レディックが初球を振りぬきシーガルズの波を引き裂いて行きます!
(よっしゃあ!)
そのまま打球は左中間を抜け1塁から一気にウィークスが還ってきてサヨナラです!!
(レディック!オールスターは君が出るべきだった!)
さすがレディック、この前半戦の打線を引っ張ったのは明らかに彼です。
それを前半戦8度目のサヨナラ試合で締めました。
試合後のヒーローインタビューではいつもレディックの役回りだったシェービングクリームを顔に押し付ける儀式をサヨナラのランナーだったウィークスと次打者だったゴームスがダブルで祝福。
さらに飲み物が入ったタンクも2発頭から喰らいました。
しかし彼にとっても最高の日だったには違いありません(^^)
さあこれでA'sは前半戦を5割で終えました。
正直予想外の大健闘と言っていいでしょう(^^)
火曜日にオールスターがあって金曜日から後半戦が始まります。
選手のみなさんそれまでゆっくり休養して後半戦頑張って下さい。
それからA'sから選ばれたライアン・クック。
今日の9回はツーアウト2,3塁で登板としびれる展開の中で見事抑えました。
クローザーだからそれが仕事といえばそれまでですが今までの登板の中で一番難しかったのではないでしょうか。
(その調子でオールスターも頑張ってきてね! ^^)