もう火は噴けないのか?〜松井秀は戦力外通告に〜

連日のショッキングなニュースが続きます。

しかしこれはある程度予測できたしむしろチームがここまで我慢して使ってくれたことが意外でもありました。

レイズの松井秀喜選手が戦力外通告を受けました。

この後トレードやマイナーで再契約などレイズを含めた獲得意思のある球団が出てこなければメジャー復帰はかなり厳しくなります。

(ついに松井まで…)

実は来週の月曜日からオークランドにレイズが遠征に来るのですがそこで松井選手を見れるはずでした。

(せめてその後に戦力外にしてくれなかったのかなあ…)

イチロー選手のヤンキース移籍もオークランドでのヤンキース戦直後でしたしどうもついてません(><)

さて私と松井選手について。

2009年12月、松井選手がオークランドA'sと契約してオークランドコロシアムで記者会見した時から私のライフスタイルも大きく変化しました。

一番大きいのは松井選手がA'sに加入したことによりライトBleacherの仲間に入れてもらい「MATSUILAND」に参加させてもらったこと。
これにより多くの友人が出来ました。
それまではごく限られた人達と行くかほとんどが私一人での観戦でしたので。

また新聞やTVにも出演させてもらいいろんな方と知り合いになりました。

別にメディアに出るためにMATSUILANDのメンバーになったりA'sを応援してるわけではありませんが松井選手が来たことでA'sが注目を浴び今まで経験したことのないことを去年1年間は経験させてもらいました。

私は松井選手とは年齢が1つしか変りません。

なので彼が高校1年生の時から雑誌を通して知っていましたしあの甲子園での5連続敬遠や巨人での活躍を始め同じ時代をずっと見てきましたからやはり特別な選手です。

2010年のオフにA'sと契約した時はうれしいというより
「えっ!本当にA'sでいいの??」
というのが最初の感想でした。

結果的に2011年のシーズン、松井選手はA'sで期待されていた活躍はできませんでした。
その時のA'sの不振は全て松井選手の責任ではありません。
しかしそれまでの実績からして松井選手に託された期待がかなり大きくまた活躍できなかった部分においてファンやチーム関係者を裏切ってしまったのは間違いありません。

彼が打てない度に私はガジラマスクの下で叫んでいました。

(違う!これは本当の松井じゃない!ヤツはこんな選手じゃないんだ!)

何度このフレーズを心の中で叫んだことか…

また絶好のチャンスで凡退をした際には
「何やってんだ松井!お前はこんなんじゃないだろっ!しっかりしてくれっ!」
と被っていたガジラマスクを脱ぎリュックサックに叩きつけたことが何度もありました。

MATSUILANDに参加させてもらった日本人としてうれしさと同時に彼の凡退で私はその度に恥ずかしい思いと悔しい思いとをしてきました。

そんな松井選手が敵チームとしてオークランドに還って来るのを私はどうやって迎えようか正直悩みました。

日本でこの記事を読んでる方の中には
「何をそんなにまじめに考えてるんだ?」
と思う人がいるかもしれません。

しかし去年オークランドでのホームゲームのほとんどに「ガジラの大きなパネル」と「もっと」「打て」「松井!」と3枚のボードを持参しフェンスに飾りつけ、松井選手の打席のたびに「ガジラーマン」に変身して応援していた者としてはみなさんの想像以上に大きな悩みでした。


(もっと、打て、松井! の意味は 「あなたはの実力はこんなものではない!もっと打てるぞ!かっとばせ!」 という意味です)

けれどももし彼がオークランド・コロシアムに登場したらどんなブーイングが起きても彼を讃えようと当時のモノを用意し来週松井選手に会えるのを楽しみにしていました。

しかし…

仕方ないですね…戦力外通告ですか…><)

彼が今後どんな選択をするのかわかりませんが。

個人的には日本に帰ってもいいから現役を続けてほしいです。

ずっと眠っていた思い出のガジラマスク

そして先月の車上荒らしに遭っても生き残った「ガジラパネル」

松井さん、去年あなたとはほとんど接触はありませんでした。
だけど去年オークランドのライトBleacherで必死にあなたを応援した者として最後にもう一言叫ばしてください。

(ユニフォームは脱がないでくれ!どんな形でもいい!マイナーでも日本復帰でもいい!あなたがもう出来ないと心が折れるまで野球を続けてくれ!)

余計なお世話とわかっていますが…そういうことです。