レイズ戦 その1〜謎のおばはんと観た死闘な試合〜

タンパベイ・レイズとの第1戦目。

ご存知松井選手はもういません。

(ん〜やはりトレード期限ぎりぎりまでというわけにはいかんかったのかなあ…><)

ちょっと寂しかったです。

と同時にレイズのスターティングラインアップを見て
(酷い打線だなあ…)
とつぶやきます。

去年メジャー史上最大にして最高の逆転劇とも言われるほどの偉業を成し遂げたチームとは思えないほど凋落してしまった打線。
今年新加入で他のチームでも4番なんか打ったことも無さそうなケッピンジャーが4番を務めるという何とも貧弱な打線。

(何だこの打線は??)

A'sも酷いですがレイズはもっと酷いかも…いや実績だけならアップトン、ロンゴリア、ペーニャ、ゾブリストといった打者がいますからレイズの方が上でしょう。

GAME IMFORMATIONの紙を眺めなそんな勝手な論評をしてる最中試合開始。

A'sはA.J.グリフィン、レイズはデービット・プライスが先発です。

試合開始直後のレイズ先頭打者ジェニングスの平凡なサードゴロ。
これをA'sのサードベースマンであるインジがいきなりポロリ。

(おいおい、何だ今のはーー;)

遠征から帰ってきて疲れが取れきれてないのか?

何だかずっこけそうな出だしとなったこの試合、嫌な予感がしました。
そしてこの嫌な予感が当たるかのようにとんでもない試合展開となります。

2回A'sはカーター、カートスズキのツーベースで2点を先制します。

しかしレイズも4回ペーニャがランナー1,2塁からツーベースで同点。
さらに6回、去年からの流れで我々Right Bleacherから痛烈な野次を受けているマット・ジョイスがソロホームランを打ちレイズが3−2と逆転します。

(相手がデービット・プライスだとこの展開は嫌だな…)

いくら勢いのあるA's打線でも相手がサイヤング投手級のピッチャーですから1点差とはいえ厳しい試合となります。

さてこの試合中私のすぐ後ろに中年(というか初老?)の2人のおばさま達が来ました。

何だか香水のニオイが強くA'sのグッズをまとうわけでもなく服装も小奇麗でメジャー観戦には不似合いな方達です。
しかもやたら写真を撮りまくってそのうち周りのみんなとも一緒に記念写真を撮り始めます。

(普段来ないからめずらしいのかな?)

ところがしばらくすると席を飛び越えて私の右隣に座ります。

(何だこのババあ???)

私の右隣はアンドリューの席だったのですがたまたま彼が席を外している時で得体の知れないこのおばさんが座ってしまったのです。

(この狭いところにずかずかと座って…図々しいババアだなあ…ーー;)

しかしたまたまとはいえ空いてる席ですから文句はつけられません。

アンドリューが戻ってきた時には私が一つ席をずれて彼に席を譲りました。

するとそのアンドリューもこのおばさんとしゃべり始めます。

(何者だこのおばはん?)
しかも態度がデカイ。

(どこかで見た事あるようなないような…???)

試合展開も気になりますが何かこのおばはんも気になります。

すると私の近くに居たK君が
「あれオークランドの市長じゃないですか?」

ん!?…

(あっ!そうだ!
オークランド市の市長だ!!)

オークランドの市長は市長に就任した時アジア系の女性ということで話題になりました。

そしてオークランドでは何かと犯罪事件でも話題になるのですがそのたびにニュースに登場して事件の説明やら記者会見をやっています。

そのニュースをいくつか私は見ていたのです。

最初はこの人本物か?と思ったのですがよく見るとそうでした。

(この人が凶悪犯罪都市オークランドを束ねているボスなのか…いや失礼、犯罪撲滅に取り組んでいる方なのか!)

しかし市長がA'sの応援、しかもライトBleacherのど真ん中に来るなんて初めて聞いたな…^^:)

それだけA'sも注目されているということでしょうか。

(ババアなんて言ってスミマセン 
m(_ _;)m )

さて試合は7回にA'sのブランドン・ヒックスのホームランが飛び出し3−3の同点に追いつきます。

(ヒックスはいいなあ…右打者なのに右にホームランが打てる。ぺニントンより全然いいぞ!)

そして試合は終盤へと…いえ結果からいうと「中盤」8回に突入します。