どうしたレンジャーズ?
レンジャーズがおかしいです…いやちょっと意味ありげに言うと
不気味です(ーー;)
レンジャーズというチームは私のイメージの中では恐ろしく強力打線のチームというイメージでした。
90年代はルーベン・シエラ、ラファエル・パルメイロ、ホアン・ゴンザレス、フリオ・フランコ、ミッキー・テトルトン、イバン・ロドリゲスなどがいてその後A・ロッド、ソリアーノ、ヤングなどが在籍してました(順番がごちゃごちゃだったら申し訳ないです)
点は取るけどそれ以上に取られるレンジャーズはプレーオフに出てもワールドシリーズまで手は届かず2000年代に突入するとプレーオフすら出れずア・リーグ西地区のドアマット的存在になります。
A・ロッドにあんなお金出してマリナーズから引き抜いたのに…)
ところが2008年、球団社長がノーラン・ライアンに代わってから路線を変更します。
ライアンは投手力中心としたチームに変貌させます。
中継ぎだったC.Jウィルソンを先発に回し広島で活躍したコルビー・ルイスを呼び戻し2010年のシーズン途中にはトレードでクリフ・リーを獲りました。
元々打線はヤング、ハミルトンがいてキンズラーやアンドラスが出てきましたからチームのバランスが取れ始めました。
そして2010年は11年ぶりのプレーオフ出場から一気に初のワールドシリーズへと駒を進めました。
さらに翌2011年もマイク・アダムスやシーズン途中に上原投手を獲得するなど投手力を強くするという路線はブレずついに今年は抑えのジョー・ネイサンそしてポスティングシステムを利用しダルビッシュ投手まで獲得しました。
それでもって打線の補強もおととしはベルトレー、去年はナポリですからたまったもんじゃありません。
オイオイ、レンジャーズは急にどうしちまったんだ??)
レンジャーズの大型契約が決まる度に昔のレンジャーズを知る私としてはその変貌に唖然としていました。
A'sの低迷とほぼ同じくして入れ替わったレンジャーズ。
ところが今オフはちょっとおかしいです。
ナポリ、ヤング、ハミルトン、上原、アダムス…主力がことごとく抜けていきます。
何だ? )
入ってきたのはホアキム・ソリアのみ。
どうしてレンジャーズは再契約の意思を見せないのか?)
ハミルトンに5年契約を打診したとか上原投手にも条件提示をしたと言う割には本気度が伝わってきませんでした。
とりあえず形だけのような印象を受けました。
せっかくチーム作りの方針を転換してこの3年間で2度のワールドシリーズにまでこぎつけたのに…
なぜ?
確かに上に出た5人は微妙にいろんな疑問符があります。
例えばナポリは年俸1000万ドルの複数年契約は高いしヤングも成績は下降線をたどる一方です。
ハミルトンは飲酒の問題や精神的に安定せず大事な試合でありえないエラーを連発しました。
上原投手は怪我が多いしアダムスも去年ほどの安定感がありませんでした。
だからレンジャーズが再契約に踏み切れなかった理由も何となくわかります。
しかしどこかおかしな感じです。
若手で良い選手がいるのか?)
レンジャーズのマイナーにどんな選手がいるのかわかりませんがもし何人か良い選手がいるのなら納得できます。
しかしそれにしてもあの打線からナポリとチームの生え抜きリーダーであるヤング、そして最後ファンの期待を裏切ったとはいえ確実に今までチームに貢献してきたハミルトンと一気に抜けたのですからチームの団結力に何らかの影響は出ると思います。
キンズラーやアンドラスが野手陣を引っ張っていけるのか?
それともベルトレーか?クルーズか?
どれもまだその器じゃないと思うが…)
ことヤングの扱いに関してレンジャーズは随分ひどい起用をしてきましたから今度のトレード、そして他のチームメイトをみすみす手放す球団に選手達から不信感が芽生えないかと心配です。
投手陣も確かにデンプスター、オズワルトは思ったほどの成績は残せなかったかもしれませんがまだまだやれる年齢だしもう少し粘り強く交渉しても良かったのではと思います。
さすがにお金を使い過ぎたのかな?それともマイナーに良い選手がいるかだな)
今のところそんな想像をしているのですがそれとも何か大きなトレードを考えているのかもです。
とにかく死んだふりをしてる可能性もあります。
死んだふりといえばNBAの話しですが1994−95,1995−96シーズンとヒューストン・ロケッツはレギュラーシーズンでは「死んだふりの6位」でプレーオフに出場しその後あれよあれよとファイナルまで進出、そして2年連続で優勝という快挙を達成しました。
ひょっとして死んだふりはテキサスの十八番かも知れません!
まだ各チームとも補強はするので今の地点で何とも言えませんが今のところレンジャーズは眠っている可能性があります。
果たしてレンジャーズは大どんでん返しを考えているのか?
もうちょっと注目です。