プログレッシブ・フィールド 〜再会編〜
8月9日
寝たのは深夜2時過ぎ、起きる予定は6時。
しかし5時に目が覚めてしまい2度寝をして起きると6時45分。
慌てて荷物を片付けグレハウンドのバスターミナルに向かいます。
この日の目的地はクリーブランド。
しかしこの日も朝から非常識な老夫婦に悩まされます。
何でも自分達が一番先にバスに入らなければ気が済まないようで長い列も関係なしに一番前へきてバスに乗り込もうとします。
いくら運転手が注意しても英語がほとんど通じず荷物は人の倍(荷物制限があるのに)持込みまたバスのトランスファーで一度全員荷物を持って降りるようにと言っても自分達の取った席に荷物を置いて席を確保しようとしたりひっちゃかめっちゃか。
運転手も苛立ってました…
あんまり寝れなくてしかも慌ててバスに乗ったのですぐに寝よう…バスの席は狭いけど恐らくすぐに眠りに入れるだろうから。
すると…
君は誰だい???
どうやら前の席にきた盲目の方の獰猛…いや盲導犬。
私は犬好きですからいいのですが…君がそこに顔を出すと私の足の置き場が無くて踏んでしまわないかと気になって寝れんのだよ
(−−’)
犬「…」
くう…寝たいのに(><)
午後1時クリーブランドに到着。
ホテルまで徒歩約10分。
途中で道を迷った、というより予定の道を1本行き過ぎただけなんですがその道でチャイニーズのビッフェを発見。
(やった!昼飯はここで食べよう!)
クリーブランドの町並みは寂れてるところもありますがデトロイトと違っておしゃれで賑やかな店が意外と多くあり賑やかです。
見所もいろいろありそうなのですが今回は時間がなく残念…
ホテル着。
何と球場のほぼ裏側でびっくり(笑)
部屋からは球場の照明も見えます。
もううれしくて涙が出そう(><)
こんな近くでこんな綺麗な部屋で…
くうー贅沢っていいなあ!
この日のホテル代は$120
高いけどこれだけ近くて綺麗ならば言うこと無しです。
連日の旅で疲れもピークだし前2日間はバス移動の車内泊。
寝不足や十分な食事も取れずにいましたからここでこのホテルは正解でした。
さて中国ブッフェに戻ります。
ご覧のとおり見た目は普通だし味はそんなによくありません…ランチ$6ですから(笑)
けどレストランだと食費が掛かるので連日ジャンクフードばかり。
なのでここで白ご飯、フライドライスが食べれるのはうれしかった(^^)
何よりも精神的に落ち着きました。
吐きそうなほど胃に詰めた後ホテルに戻り少し休みます。
4時半ごろ球場に向かうとすでにライトスタンドへ人が入っています。
(しまった!出遅れた!)
すぐにチケットを購入してライトスタンドへ。
インディアンスがバッティング練習をしていましたが福留選手の姿は見えませんでした。
その後タイガースの選手が練習を始めるもボールもサインも貰えず、今日は収穫なし…いえいえありました。
何とT-シャツをゲット
ホームランボールを捕ろうと待っていた時突然私の右後方にあった車の屋根が開き爆音とともに5,6個のTシャツが飛び出したのです。
私もすぐにそのうちの一つを目指し席をまたいで争奪戦に加わります。
最後に上から来た男性との一騎打ちとなり彼が近い分だめだとあきらめかけました。
(くっそーボールならどこにリバウンドしていくかわかるけどTシャツじゃあだめだろっ!)
ところが奇跡は起きます。
何と円柱状にシャツが縛られていたため固形状態ですから席に落下した後跳ね返って私の方に落ちてきました。
あとはタッチの差で私が完全に掴み彼は指先が2本程度シャツに触れただけで私がゲット、あきらめないものですな(苦笑)
さてこのプログレッシブ・フィールド、とにかくデカイです。
お客さんがただでさえ入らないのにさらに入っていないイメージに見えます。
ライトスタンド全体が3階まで席になってる球場は初めて見ました。
なので試合中はほぼ閉鎖状態。
それから不評なのが試合前の席の移動ができないこと。
練習なのに一歩もライトスタンドから動けません。
せっかく早く開門しててもこれではサインを貰いにいけないしライトスタンドに人があふれたらどうするつもりなのか…
結局試合開始1時間前までどこにも行けませんでした。
さて今日の席ですがレフトブリーチャー(外野席)。
福留選手を間近で見るならライトだろう…と言いたいのですが結構ライトのチケットが高かった。
なので後で紛れて入れればいいやぐらいの気持ちで安いレフトの席を購入します。
そしてレフトブリーチャーからグランドを眺めていた時です。
一人の男性に声を掛けられます。
男「君昨日シンシナティーに居たね?」
私「What???How did you know???」
誰だこのおやじ!知らねえぞ!(−−’)
男「うちの息子が君と話したと言ってたんだ 笑)」
息子???
あーエリスかい!?
男「そうだ 笑)))彼も今この球場のどこかにいるんだがね」
昨日会ったエリス君、どうやら父親と旅行してる最中にここにも寄ったようです。
私が球場巡りをしているというと次はどこに行くのかと訪ねられます。
次はトロントだと言うと
男「おーじゃあA'sが観れるね(笑)」
さすがA'sファン、日程まで頭に入っている。
ということでお互い今後の旅の安全とオークランドでの再会を誓って別れました。