ついに出てきたか…

オリオールズとの3連戦の初戦です。

このチームには松井選手が巨人時代チームメイトだった上原投手がいます。

去年、おととしと怪我の影響でオークランドでもサンフランシスコでも投げず。なまで見れるところを期待していたのに見れなかったのですが今年は調子が良さそうで今回は松井選手と対戦する機会がありそうです。

さていろいろ書きたいのですがやはり気になるのはフェンテスの件があってから初めてのホームゲーム。

一体チーム状況はどうなってるんだろう?
ファンはどう感じてるんだろう?

まずいきなり飛び込んできたトレードのニュース。

中継ぎ左腕のデービッド・パーシーがデトロイトへトレード。
相手は若手(確かルーキーかな?)の内野手サイズモア。

いや〜これはちょっとびっくりです。

パーシーは私も最初はあまりぱっとしない選手だなと思いました。

オフにトロントを戦力外にされA’sに拾われた選手です。

しかし最近の投球を見ていると球威もあって悪くない。

次第に「あれ?こんないい球投げる人だったかな?ブレビンスより使える!」
と先日戦力外となった中継ぎの技巧派左腕ジェリー・ブレビンスより評価していました。

それとマッカーシー、ロスの相次ぐ怪我でメジャーに上がってきたアウトマンとモスコスについて。

私的な意見ですがアウトマンは球威もなくあの上半身だけの投げ方というか下半身が貧弱な体型は正直メジャーではやっていけない気がします。
ファンの意見や日本の雑誌とかでも好評価な意見が目立ちますがあまり期待はしていません。

もう一人のモスコスは初めて見るので判断が難しい。
エンジェルス戦では好投してました。

いずれにしろ怪我人が帰ってくるまでのつなぎですがこの二人にパーシーのトレードであがってきたのがボビー・クレマーというこれまた微妙な左腕。

経歴はいろんな職業をしながらメジャーリーガーになった苦労人ということで美談となっておりますが実力はいまひとつ。
アウトマンよりやや劣るといったイメージ。

要するにこの時期にどうしてこんなトレードを敢行したのか意味がわかりません。

数字の上でパーシーがどうだったか調べていないのですが私が試合を見てる限りパーシーはいい仕事をしていました。

先発要因としてアウトマン、モスコスというのはわかりますがパーシーもロングリリーフはできますしそれなら先発でもおもしろい。

クレマーをあげるならパーシーを残してほしかった…

タイガースから来たサイズモアという選手が育ってくれればいいが…クリーブランドのサイズモアではないのね(^^;)

さて試合はA’sが初回に相手のエラーでもらったチャンスを松井選手がクリーンヒットで先制。

そして2回だったか4回だったか(すみません、状況が同じだったので忘れました)のA’sラーローシュの打席にて。

先頭打者のエリスが出塁してノーアウト・1塁。

ラローシュのあたりはライト線へのフェアかファールの微妙なあたり。

私と隣にいた友人はオン・ザ・ラインでフェアだと思ったのですがファールの判定。

これに監督のボブ・ゲーレンが飛び出して抗議します。

この監督抗議に出るのはいいけどどうも迫力不足。

抗議するならもっと鬼の形相というか雰囲気を醸し出してほしい。

どうも毎回おとなしく引き下がるのが気になってしょうがありません。

そしてこの時でした。

監督が抗議している間我々の周りから「GEREN FIRE!!」「GAREN S○CK!!」
の合唱が始まりました。

これにはちょっとびっくりしました。

こないだのゲイレン監督とフェンテスのやり取りはどこまで本当か定かではありません。
なので報道だけを信じて一方的にどちらかを非難するのはいけません。

ただ明らかにファンも今までの(過去4年も含めて)ゲイレンの采配に不満を持ってたようでそれが仲間内だけでの話しだったのがついに表面化したということです。

しかも今日は週末のオリオールズ戦。

ただでさえ観客の少ないオークランドで、相手オリオールズのファンも少なくてオークランドの柄の悪い連中が酒を飲みながら安い席のBLEACHERで応援してますからボロにカスがつくほど自分達の気にいらないことに野次ります。

この日ライトを守っていたオリオールズのマーケイキスは最初から最後までずっとその餌食となり絶えず野次られていました。
おそらく私が今までに見た中で一番ひどかった。
しかもマーケイキスだけに終わらずセンターのアダム・ジョーンズにまで野次が飛びジョーンズはそのうちこちらを睨むようになりました。

そんな雰囲気だったのでゲイレンが引き下がったときには「やっぱり単なるパフォーマンスか!」
と大ブーイング。

判定をくだした審判に対してというよりゲイレンにです。

その後6回表です。

A’s先発のゴンザレスが先頭打者にヒットを打たれて交代の最中。

ゲイレンが審判と何か話している最中にゲイレンが退場をくらいます。

何とも場違いならぬ「雰囲気違い」なところで。

けどこの時審判も感情的な「退場!」といった感じではなく「もういいからお前は出て行け」とファンの代わりに俺が追い出してやるといった感じ。

球場内も
「えっ?何でここで退場なの?」

ところがブーングと拍手が入り混じって明らかにゲイレンの退場を「審判よくやった!GOOD JOB!!!」といった雰囲気でした。

その後何もなかったように試合再開。

A’sが6回裏に逆転、8回裏に追加点を重ね6−2で勝利しました。

監督のゲイレン、ちょっとかわいそうだけど何か監督業に向いていない気がします。
頼りないし選手やファンの信頼もこの数日間で随分失くしました。

まだホームに帰ってきて1試合だけしか見てないのでわかりませんが勝ったにも関わらずA’sの状況が心配です…