23年の時を超えて、パイレーツ対アスレチックス!

今日アメリカンリーグワイルドカード決定戦が行われレイズがインディアンスを4−0で破りアメリカンリーグワイルドカードを勝ちあがりました。

これで4強が出そろい今週末からプレーオフが始まります。

みんさんの予想そして期待するチームはどこでしょうか?

さて、私には今回特別な思い入れのあるプレーオフとなりそうです。

A'sがまさかの2年連続アメリカンリーグ・西地区を制しプレーオフに出場したこともありますがそれに関連してもう一つ。

それはナ・リーグワイルドカード枠でピッツバーグ・パイレーツが進出してきたことです。

みなさんピッツバーグ・パイレーツにはどんな印象をお持ちでしょうか?

パイレーツはこの20年間アメリメジャーリーグどころか全世界のプロスポーツチームでもなかったシーズン負け越し記録を更新し続けてきました。

これはこれは達成しようにも困難な凄い記録です。

20年間勝ち越し出来ないプロ集団…)

しかしこの数字だけでは語れないのがパイレーツ。

1990年前後は現タイガースのジム・リーランドが監督であのバリー・ボンズを擁していた強豪チームの一つでした。

私がメジャーリーグにはまったのは1990年のワールドシリーズ後。

その時はワールドシリーズシンシナティー・レッズがカンセコマグワイアヘンダーソン、ムーア、スチュワート、エカーズリーなど蒼々たるメンバーを抱えるA'sをスイープで下すと言うまさに衝撃的なシリーズでした。

この1990年、メジャーリーグはまだ3地区制ではなく両リーグの東西各地区の優勝チームがリーグチャンピオンシップを戦い勝者がワールドシリーズに進むという形式でした。

この時注目されていたチームはナショナルリーグボンズ、ボニーヤの強力打線と絶対的エースのダグ・ドレイベック率いるピッツバーグ・パイレーツ

この年ボンズは打率.301、33本塁打、114打点、52盗塁を記録しタイトルこそ逃したもののナ・リーグのMVPを獲得しました。
またダグ・ドレイベックは22勝6敗、防御率2.76でサイヤング賞と最多勝を受賞しました。

投手力はやや弱かったものの投手は最強ドレイべックと打線はボンズとボニーヤ、バンスライクといった面々がいてナショナルリーグを制するのはパイレーツだと私は思っていました。

ところが勝ち上がってきたのは伏兵シンシナティー・レッズ。

一方アメリカンリーグはスーパースター軍団のオークランド・アスレチックスが若き剛腕エースのロジャー・クレメンスがいたレッドソックスを退きワールドシリーズに進出しました。

私は当然アスレチックスが楽勝するものかと思っていましたがレッズが何と4連勝。

一体地味なレッズにス−パースター軍団のアスレチックスがスイープを喰らうなんて…メジャーリーグとは何なんだ?)

そこから私のメジャー熱は始まりました。

さてナ・リーグの最強だと思っていたパイレーツを破ったレッズがこの年はワールドチャンピオンに輝いたのですが先日ナ・リーグプレーオフワイルドカード枠の争いを演じたのはレッズとパイレーツでした。
しかもパイレーツはレギュラーシーズン崖っぷちだったにも関わらず何とレギュラーシーズン最後のレッズとの3連戦で全部勝ちさらにワイルドカード決定戦も勝ち奇跡の4連勝でプレーオフに滑り込んできました。

これは凄すぎる勢いだ…)

とても20年間勝ち越すことができなかったチームとは思えない結果でした。

今ノリに乗ってるチームと言ってもいいでしょう。

そして我がアスレチックス。

最初に行われるディビジョンシリーズは去年と同じタイガースです。

ここで私はふとあることが蘇りました。

1990年、あのプレーオフナショナルリーグ最強チームであったパイレーツがレッズに敗れワールドシリーズを逃した。
またA'sもそのレッズにワールドシリーズでスイープを喰らい優勝を逃した…

本当はパイレーツ対アスレチックスだったはずのあの1990年ワールドシリーズ

あれ以来低迷しているパイレーツとアスレチックスが再びプレーオフに揃って登場!

これは凄い!凄い組み合わせだ!!)

パイレーツのボンズ、ボニーヤ&ドレイベック。
アスレチックスのカンセコマグワイアヘンダーソン&スチュワート。

あの当時のようなスーパースターが両チームとも存在していませんがこの強さは似てるかも知れません。

こうなったら23年前の幻の最強対決を今こそ!どうだ!)

A'sのプレーオフ以上にこの対決がワールドシリーズで観れるのではないか、私は

静かに興奮しています!

こんな因縁はありませんよ。

くどいようですがおさらいすると…
1990年に私はアスレチックスがレッズに負けてからその衝撃でメジャーリーグを見始めた。
そのアスレチックスを破ったレッズはナ・リーグの本命であったパイレーツにも勝っていた。
そこからパイレーツの暗黒時代が始まった。
ところが今年パイレーツは最後の最後でレッズに連勝しプレーオフに来た。
そしてA'sもまさかの2年連続プレーオフ進出。

パイレーツ対A'sはレッズさえいなければ1990年のワールドシリーズで対決しどちらかが優勝していたかもしれません。

凄い因縁だと思いませんか!)

まさか私にとってこんなプレーオフになろうとは…。

もうこうなったらシーズン前の順位予想だとか理屈は関係ありません。

俺はピッツバーグ対アスレチックスのワールドシリーズが観たい!!!)

現地時間10月4日からディビジョンシリーズが始まります。

私自身がA'sの勝ち具合によって渡米を考えているので気が気ではない毎日です。

が!

今年のワールドシリーズはパイレーツ対アスレチックスが観たい。

23年の時を超えて、果たして「幻のワールドシリーズ対決」なるか…

注目です!