TEAM オークランド・アスレチックス

オークランド・アスレチックスが好調です。

今日もヤンキースに勝って2連勝、ついに首位レンジャーズと並んだようです。

う〜ん、これはそろそろ実力と見ていいのか???)

知り合いからもはやチームワークじゃないでしょうと言われたのですが…いやいやまだそれを言うには早いと思うんですがね(^^;)
確かにドナルドソンあたりはこのままいけばオールスターに選ばれるだけの成績を残してるのですがそれ以外はそうでもない成績。
それでもチームが勝ってるのは…
私なりの表現をさせてもらうなら…レガッタという競技。
細長いボートに何名かが乗り込み号令を決め息を合わせ力を合わせスピードを競う競技、そのボートに似てるんだと思います。

少なくとも私が現地で見始めた2008年から2011年までは全くと言っていいほどチームの歯車は噛み合っていませんでした。
それはその当時の選手の実力、実績、年俸のどれもが今より凄かったのに。

2011年のシーズン終了後ウィリンガムや松井、デヘススを始めその年補強した選手をあっさり手放してさらにはケーヒル、ジオ・ゴンザレス、モスコソ、ベイリーと若手有望株をトレードに出し多くのA’sファンは失望のどん底に落とし入られた…にも関わらず2012年は代わりに加入した選手が大活躍。
シーズン途中には救援失敗続きだったフェンテスを解雇し不振だったカートスズキをトレードに出しさらなるチーム改革をしました。
そこまでは粗削りで先が見えないチーム状態ではありましたが監督のメルビンが2年目で選手の気持ちを掌握していたということ、そして思わぬA'sの快進撃とライバルチームであったレンジャーズやエンジェルスの失速もあり奇跡のア・リーグ西地区優勝、プレーオフ進出を達成しました。

去年から投手ではマッカーシー、ブラックリー、打者ではゴームズ、ペニントン、ドリューといったレギュラークラスが抜けましたが「A'sのボート」は今も少しづつ声を合わせ徐々にペースが整ってる気がするのです。

つまりは一人一人の実力がチームの勝利と共に育っている…いや実は実力はそんなに上がってないけどチームが勝ってるのは実力は伴っていないが一人一人が「勝つコツ」を覚え始めてそれぞれがどこかで活躍できるポイントを見出しうまく「息が合い始めてる」そんな現象ではないのかと思ってる次第です。

これすなわち

オークランド・マジック」

もはや細かい解説や数字による説明不可能な摩訶不思議な現象

とさえ思っています。

これは他のチームからスター選手を多額なお金で引き抜いてかき集めたチームをも凌駕してしまう新しいチーム

なのではないでしょうか。

さて私が帰国してA'sの成績は17勝5敗でますます好調。
それはうれしいことなんですがそれでも気になることがいくつか…。

私一押しの左腕セットアッパー、ショーン・デューリトルが打ち込まれブリュワーズ戦では3点差を逆転されてしまいました。
もちろんこんなことは去年も今年もありませんでした。
まして今年は絶好調で打ちこまれる前には防御率が1点台でオールスターも視野にありましたから。
しかしその防御率もいつの間にか3点台後半、一気に普通の中継ぎ投手となってしまいました。

どうした!ショーン!)

遠い日本から、ちょっと不安になりましたがこの2試合、ヤンキース戦では好リリーフを見せて少しづつ回復傾向にあります。

このデューリトル一つにしてもそうです。

今まで調子が良くチームの勝利に貢献してきたデューリトルが不調に陥っても他のリリーフ陣が穴を埋めいつものディーリトルの調子が戻るまで踏ん張る…その間にデューリトルが調子を取り戻した。
投手でも打者でもそんな雰囲気が今のA'sにはあります。

また不安なニュースも。

先発ローテーションで最近最も安定しているバートロ・コローンが例の薬物絡みで再び出場停止になるのではという話が。

もはや詳細を知ることは不可能…)

去年と今年にまたがり50試合の出場停止を喰らったのにまたもやか…。

これはMLB機構の発表があるまで何とも言えないですね。

最後に中島選手はどうか。
今の「A'sのボート」には乗れない気がします。
もちろん誰か怪我人が出たり調子を落とせばその可能性がありますが他にもウィークスやグリーン、バートンなどオークランドへの道を狙ってる選手が他にもいますからね、そうやすやすとはいかないでしょう。

今日のBS解説者と実況者がどうもチンプンカンプンなコメントをしていましたが中島選手があがってきてほしいと簡単に口にするほど今のA'sには隙がありません。

これもオークランド・マジック!)

いや、別に普通か(^^;)

とにかく明日ヤンキースは黒田投手が投げるようですがA'sが勝ち「スイープ」を期待しております。

GO A’s!